ニシンの群来について

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産卵場所~沿岸のごく浅い海域で、やわらかい海藻が密生する場所。 

産卵に適した波~波の無い穏やかな状態。 

産卵の時間帯~夜明け前までに行われる。 

産卵適水温~5℃前後。

 

-魚齢と群来の時期の可能性- 

5 年魚以上といった高齢主体の場合は 1 月下旬から 2 月初旬にかけて。 

4 年魚主体の場合は 2 月半ば。 

3 年魚主体の場合は 3 月に入ってから。

 

小樽市沿岸に産卵場所が集中しているわけではない。遠浅で潮の動きにくい入江が多く、群来が起きるとその状態が継続しやすいことと、発見されやすさがあるため。 

群来が年数回報告されるようになったのは、ニシンの資源量が飛躍的に増加した 2009 年以降。 

2009 年から 2015 年では毎年、小樽市でも石狩市でも群来が報告されている。 

これまでで最も早く報告があったのは 2010 年 1 月 19 日。 

2009 年以降は平均的には 2 月中旬~下旬にかけて多くなっている。 

20 年前には群来はおろか資源量自体ほとんどなかった。 

網目の拡大や漁期の早期切り上げといった漁業者の自主的な資源管理、人工種苗放流などの取り組みにより、資源量を大きく増やしてきたという努力の経緯があった。 

ニシンの群来は、単なる自然現象ではなく、水産関係者が自ら作り上げた自然現象ということもできる。

 

参考資料:マリンネット北海道 

石狩湾系ニシン情報 参考資料1(2015 年 2 月 2 日) 

ニシンの「群来」について より

 

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