残念な事に令和3年1月に発生した死亡事故により、太平洋岸のS漁港の立入禁止やその近くのT港では釣り人とのトラブルが発端でほぼ釣り場がなくなり、小樽近郊でも釣り場への立ち入りを規制される場所が増えています。要因としては次の事が考えられます。
ソーラス条約:「海上人命安全条約」の国際条約とされていますが、テロ、密航、密輸入を防ぐためのものです。昔のヤクザ映画などは、港湾を舞台にした暴力シーンが多く、実際に事件現場となりやすい場所なので、立ち入り禁止にすると犯罪犯上有効なのでしょう。ここは釣り人の立ち及ばない部分です。
ゴミの放置や汚す:ゴミの放置やコマセや血抜きやその汚れ(岸壁に吊るしている昆布には最悪)を放置したりして、漁業者や地元住民に迷惑をかけるため、それが原因で漁港や港湾などが立入禁止になるケースが多発しています。
違法・迷惑駐車:漁港や港湾、周辺の道路への駐車で、地元住民や作業関係者に迷惑をかけて結果的に立ち入り禁止に。
漁業者とのトラブル:放置ゴミ、仕事の邪魔、違法駐車、迷惑駐車、スクリューへのラインが巻き込み、停泊中の船に乗り込みさらには物を盗んだり傷つけたり、あろうことか排便まで。
防波堤は立入禁止です。何か事が起きて、ある日突然バリケードで完全封鎖、立ち入ると警察に通報…そうならないとは言い切れません。今は関係機関が片目をつぶっているだけなのです。
今さら大の大人に向かって、あれダメこれダメ、モラルだマナーが云々とは言いません。一部の釣り人の行為により、釣り場がどんどんなくなっていくのは誰しも承知の事実なので、それをふまえて個々人がどう行動するかだけです。
一度規制された釣り場が再び解放されることはほぼないです。これは漁港や港湾だけでなく、サケの遡上する河口も一緒です。なぜそうなったのか、釣り人なら誰しもわかることです。ならばそうならない術もわかっているはずです。これら発言は、末長く自由に釣りを楽しみたいという、私のエゴかもしれませんね。
※自分が生きている少なくてもあと10年は、小樽南防波堤が完全封鎖されませんように…エゴ丸出し(笑)