ありがとっと

20240102北海道南西沖地震から学ぶ

この度の能登半島地震で被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。被害の拡大、被災者が最小限でありますことをお祈りしております。

私の住む道央エリアで、一番記憶に残る大きな地震は、若い方は記憶にないかも知れませんが、今から30年以上前の1993年(平成5年)7月12日午後10時17分に起きた、マグニチュード7.8の巨大地震で、地震後3~5分という速さで奥尻島に最大で高さ30mもの津波が押し寄せ、一瞬にして数百棟の家と200人以上もの人命を奪いました。

もしも、釣りをしている最中に、グラっと大きな地震が来たら、何はさておき高台へ避難する行動をとるべきです。1分で道具を片付け、そこから安全な高台に2分で避難できますか?防災の基本は最悪を想定することでしょう。

北海道南西沖地震の奥尻島で、手をつないで避難していた母子3名が途中で祖母の家に立ち寄ったため、わずかな時間差で命を落としたそうです。実は祖母はすでに避難していたので、それを知らずに立ち寄ったために、母子3名が尊い命を落としたという事例もあります。

東日本大震災以前から釜石市に伝わってきた合言葉に「津波てんでんこ」というのがあります。意味は、「津波が来たら、取る物も取り敢えず、肉親にも構わずに、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ、自分の命は自分で守れ」という事です。

避難経路を予め確認しておき、とにかく、できるだけ早く高台に逃げて、まず自分の命は自分で守る事が個々人に求められます。

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