ありがとっと

ニシン漁の栄華をしのんで自然と向き合う

今シーズンの小樽港のニシンは不漁でしたね~涙

ニシン漁の盛んだった明治の終わりから大正の最盛期でも、好不漁の波はありましたから、こればかりはいたしかたないところです。

ところで、この写真はどこかわかりますか?

北海道にお住まいの方なら必ず通ったことのある海岸線です。遠くに見えるのは桃岩、、、ここまで言えばもうお気づきの方も多いでしょうが、小樽から余市の途中にある忍路の海岸線です。今とは全然違いますよね。車などを見ると、昭和初期頃でしょうか。

実は、この海岸こそ、江差追分にも唄われた西川伝右衛門が請け負っていたニシンの千石場所だったのです。

ご存知のように、現在回遊しているニシンは石狩湾系の早熟、小型、小規模グループですが、当時はサハリン系の大型ニシンでした。

ここ十年ほど前から、放流事業の成果もあり、小樽の海岸でもニシンの群来(くき)が見られるようになりましたが、その時期は昔から比べるとかなり早いまだ真冬の2月頃です。

ニシンはまず先にオスが白子を海中に放出しそこへメスが粘着性の強い卵を海草に産み付けます。この時の白子で乳白色になった状態を見て、群来(くき)と呼んでいます。

しかしながら、ニシンの資源が増えたのと比例すように、トドなどの海獣の漁業被害が深刻で、地元の漁師さん達も頭を抱えています。

自然の環境、生態系とそれを資源として利用する人間側の葛藤は永遠のテーマです。

熊撃ちの猟師さんとも話をする機会がありますが、やはり共存するためにはきれいごとではなく、きちんと自然と向き合いその中で適正な状況を管理するのが狭いエリアでは必要だと感じます。

自分も自然と魚に感謝を忘れぬよう、慎ましやかにいつも大漁を狙っています。ああ矛盾、笑

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