自分のこれまでの認識では、サンマを選ぶ時はクチバシが黄色いのが脂があって美味しい、つまり脂がクチバシで変化しているのだと漠然と思っていました。
ところが、NHKのさかなクンの番組で、実はエサとして食べているカイアシ類という動物プランクトンに、カロチノイド系の黄色い色素が含まれており、これが蓄積されると脂が乗ると同時に口先が黄色くなるらしいのです。ギョギョギョ🤭
冷たい海に棲むカイアシ類などのプランクトンは、低温下でも活動できるように、脂質を多く蓄えているので、それらをエサにする冷水域の魚は脂が乗るという仕組みらしいです。
北海道でも春先に多い赤ホッケは脂があると言われますが、これも藻類由来のアスタキサンチンを食べたアミエビ類が色素により赤くなり、それを食べたホッケが赤い色素で発色すると同時に脂質を溜め込む原理だと思います。
以前、屋久島や沖縄で刺身や寿司を食べましたが、南方系の魚はイマイチ美味しく感じないのは、暖かい海ではプランクトンも魚も脂質をあまり必要としない性質なんだからなんですね。逆にシガテラという熱帯の海洋に生息する植物プランクトンが産生する毒素に汚染された魚介類を摂取することで発生する食中毒などもあります。汚染される生物は400種類以上にものぼるといわれ、シガテラ中毒は南方系の釣りYouTubeでよく耳にする言葉です。
ここで素朴な疑問が…冷水域の代表的なタラ科の魚は、脂肪が少なくたんぱくですよね。マダラなどは悪食で何でも口にするので、身近な脂質の多いエサをバクバク食べている?はずなのに、脂肪が少ない、なぜでしょうね?仮にマダラに脂質の多いエサを与え続けたら脂の乗ったマダラに?これはナイような気がします。脂の乗ったマダラって聞いた事ないですから。ん〜これはきっと眠れない夜が続きます😥
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