以前から、勝納川でサケが自然産卵していることは知っていましたが、釣りの対象としては興味を抱かずにいました。9/25の土曜日に、南樽市場へ買い物に行った際に、横を流れる勝納川にサケの姿が見られ、散策道を利用して臨港線まで下ってみました。
河口から最上部の水源地まで、約4.8kmあるそうですが、北海道の河川としては短いほうではないでしょうか。日本海側の後志から桧山にかけては急峻な場所が多いので、あまり大きな川はありませんが。
翌日の9/26日曜日、サケの産卵場所を探しに、まずは最上流部から探索してみました。
水源地から流れ出ている「水すだれ」という場所で、落差の大きな場所で流れの勢いから、護岸を保護するのが目的とのことです。なかなか見ごたえがあります。
すぐ下にも、高さ2mほどの堰堤があるため、ここまでサケが遡上することはありません。よって、ここより下流を探します。
水源地より下流最初の橋「てんじん橋」の下で、産卵床を掘るサケの姿を見つけました。 産卵床の条件は、砂利と湧水なので、この辺りもそのような環境なのでしょう。釣り対象とは違った目線なので、ベーリング海からはるばる3,000kmも旅をしてきたサケを応援したくなる光景です。
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さらに下流にも、産卵床に適したような場所とサケが散見され、この辺りもサケの産卵場所になっているようです。
写真ではわかりませんが、この流れの中にもサケがいます。
余談ですが、川のあちこちに、このような展望台みたいな場所があり、最初はサケを観察する場所かと思いましたが、サケを見に来た地元の人(わても地元だす。)に聞いたところ、雪捨てのためのゲートだそうです。なるほど、聞けば納得です。
今回は、自宅からすぐ近くを流れる川でしたが、案外知らないことも多く、楽しくためになる調査でした。
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