20240303 令和6年2月26日小樽漁協水揚げニシンの漁獲物調査/道総研中央水産試験場発表

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北海道立総合研究機構の中央水産試験場さんでは、1~3月にニシン漁獲物の生物測定調査を実施しており、その結果速報を随時報告をしています。とても興味深く参考になります、ありがとうございます。

令和6年2月26日に小樽市漁協に水揚げされたニシンの漁獲物調査をもとに情報処理しました。大きさの仕分けとして、銘柄「1番」>「2番」>「3番」となります。

中大型が大半のようです。産卵にともない、成熟したグループが来遊したようです。もちろん漁獲物の大きさは、刺し網の目合いにもよるのだとは思いますが…

銘柄「1番」

  • メスの卵巣完熟率: 94%
  • サンプル数: 39尾
  • オス: 22尾、メス: 17尾
  • 尾叉長: 31~32 cm 台
  • 体重: 380~429 g
  • 平均卵巣重量: 109.9 g
  • オスの精巣状態: 放精前もしくは放精中

銘柄「2番」

  • メスの卵巣完熟率: 100%
  • サンプル数: 55尾
  • オス: 36尾、メス: 19尾
  • 尾叉長: 29 cm 台
  • 体重: 230~329 g
  • 平均卵巣重量: 70.9 g
  • オスの精巣状態: 放精前もしくは放精中が多く、1尾は放精後

銘柄「3番」

  • メスの卵巣完熟率: 94%
  • サンプル数: 64尾
  • オス: 28尾、メス: 36尾
  • 尾叉長: 26cm 台と 29 cm 台
  • 体重: 230~329 g
  • 平均卵巣重量: 60.6 g
  • オスの精巣状態: 放精前もしくは放精中

当初AIの群来予想は「令和6年のニシンの群来は、1月下旬から2月初旬に始まり、2月半ばから3月にかけてピークを迎え、3月中旬から終わる可能性があります。」で、実際に小樽沿岸で最初の群来は2/7でしたので、2/26の成熟度から見て、そろそろピークを過ぎて終盤なのかもしれません。

詳細については、引用元である「令和 5 年度 ニシン漁獲物調査速報(6):小樽地区」をご覧ください。

令和 5 年度 ニシン漁獲物調査速報(6):小樽地区
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