冬場の日本海は時化て当たり前ですよね~
でも、そこをなんとか行きたい気持120%の時に、現地へ行って「アチャー」と後悔しないために、自分が利用している方法などをお伝えします。
まず基本は、気圧配置を確認。これを見ると風の向きと強さ、その推移が予想できます。
26日(火)と27日(水)は、いずれも西高東低の冬型の気圧配置ですが、気圧と風には一定の法則があります。
●気圧とは空気の重さ、風とは気圧差の空気の流れ。
●気圧が高い=その場所の空気が多く、重い。
●気圧が低い=その場所の空気が少なく、軽い。
●空気は気圧が高い所(高気圧)から低い所(低気圧)へ流れる、風が吹く。
●風向きは、高気圧から低気圧へ向かいまっすぐに吹くのではなく、地球の自転と地上での摩擦抵抗の影響などを受けます。
●北半球の場合、高気圧から吹き出す風は右回り(時計回り)の風になり、低気圧に吹き込む風は左回り(反時計回り)の風となります。
●風が等圧線を横切る角度は2~30度くらいです。
※コリオリの力(地球の転向力)と地上での摩擦抵抗のため。
●風の強さは等圧線の間隔(幅)に比例し、狭い=強い、広い=弱い、です。
これらをあてはめて、明日の風を予想すると・・・
おおまかに、北海道の大きさ(稚内、函館、知床、えりものそれぞれを頂点と見る)での幅を基準に、それと同じくらいの幅であれば5~10m前後、倍だと5m以下、半分だと10m程度との見当をつけます。
なので今回は、北海道の大きさの半分程度なので、西北の風、風速は10m程度と読みます。
当然、低気圧と高気圧の状況がいろいろで、風陰などの影響もありますので断定はできませんが、大まかな目安です。
では、実際に日本気象協会の島牧村の予報を見てみましょう。
午前9時は、西北西の風速5mとなっていますが海岸線ではもっと強くなると思います。
自分の良く使う、海の天気情報サービス「海快晴」の27日(水)9時、島牧村千走の風情報は…
WRF風予報【瞬間の風】西の風11.9m
MSM風予報【平均の風】西の風8.9m
となります。このあたりが実際には近いのではないかと思います。
島牧の海岸でサクラマスを狙うには厳しい条件です。
あと、波の要素もありますので、その辺りは次回ということで…
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